卒業。

高校3年生のHさんと、S君。
いつもなら、今日はレッスンの日ですが、
今週から2人のお家にお伺いしなくなりました。

Hちゃん(今までずっと、Hちゃんと呼んでいたので、「ちゃん」と書きますね。)とS君は、先日の発表会を最後に、ピアノのレッスンを卒業しました。
当日は、ついに、この日が来たなぁ…という感じでしたが、最後のレッスンの日にお家におじゃました日の方が、寂しさを感じて、涙が出ました。
発表会の当日は、2人が、あまりにも、卒業式にふさわしい素晴らしい演奏をしてくれたので、私は、感無量という感じで、
ただ、ただ、ステージで演奏している2人の後ろ姿を、ステージ裏から見守りながら、感動に包まれていました。

ピアノの卒業式の演奏に選んだ曲は、
Hちゃんは、ドビュッシー作曲のアラベスク第1番。
S君は、久石譲さん作曲の人生のメリーゴーランド。

Hちゃんのアラベスクは、ホールいっぱいに、繊細な美しい音色が響き渡っていました。

S君の人生のメリーゴーランドは、S君自身が「ここは、こう弾きたい」と、こだわっていたポイント、ポイントがあり、緊張の中でも、そのポイントは全て大成功で、とてもかっこ良かったです。

そして、演奏の後は、「10年間継続表彰」という表彰式を行い、今年は5名の生徒さんを表彰させていただきましたが、Hちゃん、S君もその中の2人です。

10年間、一度もお休みすることなく、辞めることもなく、ずっと、レッスンを続けて来たHちゃんとS君。
本当に感心しています。
なかなか出来ることではありません。
素晴らしいことです。
それをずっと支えて来てくださったお父様とお母様。
本当にお世話になりました。
ありがとうございました。

HちゃんとS君、ご両親とお話しましたが、
ピアノのレッスンは卒業しましたが、「これでご縁がなくなったわけではなく、これからも、発表会のお手伝いなどで、ぜひ声をかけてください」とおっしゃっていただいたので、遠慮なく、お声をかけさせていただきたいな〜〜と思っています😆💕

2人はこれから、大学受験を迎えるために、
お勉強に専念します。
今までのようにレッスンで会えなくなったのは、とても寂しいですが、
HちゃんとS君の、光輝く未来のために、
私はこれからもずっと、2人のことを心から応援しています。

時々、みなさまのお顔を見に、寄らせてくださいね🌸

10年間、本当にありがとうございました。


追伸:時々、気分転換に、ピアノを弾いてくれると嬉しいです♪

藤原ちほ