おめでとうございます♪

待っていました、この報告を…♪

1年前、大好きなピアノを自ら「辞める」と決断した生徒さんがいました。
真面目に、毎日毎日きちんと練習をして、
レッスンで私が言ったことを、一生懸命に取り組んで、
素敵な演奏をする、とっても立派な生徒さんでした。

その生徒さんが突然、涙ながらに「辞めます」と、私に話しました。
彼女は、辞める理由もしっかりしていました。

高校受験生になるからです。

彼女は将来の夢がハッキリとしていて、その夢を叶えるためには、
○○大学に行かないとなれない、
そのために、高校受験もしっかりとやり遂げたい。
とのことでした。

何事にも真面目に手を抜かずに一生懸命に取り組む
彼女の選択は、私には 「彼女らしいな」と、
すごく納得のいくものでしたが、
やはり、突然の別れがやって来て、
寂しく、悲しい気持ちが溢れそうでした。

私も泣きそうでしたが…
涙がこぼれる彼女に、
「自分で決めたことだから、泣かないよ。しっかり頑張ってね。応援しています」
と、ちょっと、厳しめの言葉を伝えたのを覚えています。


ピアノ教室には、いろんな生徒さんがいます。

・受験生になっても、辞めずにレッスンを続けながら受験
を迎える生徒さん。(当教室では、ほとんどの生徒さんがここに当たります。)

・受験が近づいて、少しだけお休みして、受験が終わったらまたレッスンを再開する生徒さん。

・そして、受験生になるので「辞める」生徒さん。

どの生徒さんも、私にはとても大切で、かけがえのない生徒さんです。
初めて出会った時から、1週間に1回ですが、ピアノのレッスンを通して、そばで成長を見守らせていただいています。
生徒さんたちのひとりひとり、それぞれの成長が私はとても嬉しく、そして、ずっとずっと応援しています。



先ほど、午前9時34分、
お母様からご連絡をいただきました。
「娘が高校に合格しました」と。

この数日、ずっと彼女のことを考えていました。
1年間、辛いことや、悲しいことがあっても、
どんなことにも負けずに、自分の夢に向かって、
真っ直ぐに頑張って来た彼女です。
きっと、合格するだろうと思っていましたので、
お母様からご連絡をいただいた時は本当に嬉しくて、
そして、安心しました。

今日のこの日のために、彼女は1年前に苦渋の決断をしました。

「自分で自分の人生を選択する」

なかなか自信を持ってできることではないですよね…。

悩んだり、迷ったりしても良いのだと思います。
その先に、自分で選択して決断をすれば、
きっと後悔のない未来が待っているのですね。


また生徒さんに教えてもらいました。

Hちゃん。
いえ、もう高校生になりますから、Hさんかな。

第一志望の高校合格、本当におめでとうございます。
素晴らしいスタート地点に立ちましたね。
これからもずっと、Hさんを応援しています。
Hさんにとって、素敵な3年間の高校生活となりますように、
祈っています。

ご連絡、本当にありがとうございました。